教育・文化・スポーツ
図書館蔵書数
社会・人口統計体系 · データ年度 2021年度 · 最終更新 2026-05-06
計算方法を切替
1位
東京都
全国合計
4.47億冊
全国平均
951万冊
最少
高知県 312万冊
このデータを使う
47都道府県 × 6年分の時系列を含むデータをCSV / JSON でダウンロード。クレジット表記すれば無料で商用利用できます。
データの考察
集中度:上位少数県への資源集約
上位10県が全国総蔵書数の約50%を占める一方、下位20県のシェアは8%に満たりません。
特に東京都の11%単独シェアは、次点の大阪府4.5%と比べても際立ちます。
このシェア分布から、図書館蔵書という公共資源が都市圏に極度に集中していることが数量的に明白です。
都道府県ごとの平均950万冊という指標も、下位30県の引き上げでようやく達成される数値であり、「平均を上回る県が14県のみ」という事実とともに、上位層による統計的支配が強いことを示しています。
格差構造:15.8倍という倍率差の意味
東京都と高知県の15.8倍という格差は、単なる数値差ではなく、地域ごとの「図書館としての機能規模の不均等」を表します。
この倍率は、建物火災出火件数など他の社会指標との相関値(r=0.98)と同程度の関連性を持つ教育費でも同様の構造を示す点で特徴的です。
つまり、蔵書数の地域差は個別施策の結果というより、都道府県の経済規模・人口規模という根本的な構造から自動的に生じる不均衡です。
この15.8倍を「改善すべき格差」と見なすか「規模の違いの自然な反映」と見なすかは、図書館政策の設計思想に関わります。
人口規模を超えた投資判別
教育費との相関(r=0.98)が、人口で統制しても0.83に留まる(15%の低下)ことは、「同規模の人口を持つ都道府県でも、教育への投資濃度に差がある」ことを意味します。
逆に建物火災出火件数は人口統制で0.74に大幅低下(24%低下)し、これは「火災件数は単に人口に従うだけで、蔵書との関係性は人口を説明変数とすると消える」ことを示唆します。
この違いから、図書館蔵書数は人口という基本因に加え、各都道府県の教育投資方針や文化政策の濃淡を反映する指標であることが読み取れます。
人口規模が同等でも、蔵書整備の優先度が異なれば蔵書数は変動する——そうした政策的な裁量の余地が存在する構造です。
図書館蔵書数 についてよくある質問
Q. 図書館蔵書数で1位の都道府県は?
A. 東京都。2021年度で4,941万冊以上を保有し、全国平均の約5倍の規模です。
Q. 最下位の都道府県は?
A. 高知県。312万冊弱で、1位の東京都の16分の1程度です。
Q. 全国平均はいくつ?
A. 950万冊強。この平均を上回るのは14県に留まり、33県が下回ります。
Q. 地域ごとの傾向は?
A. 首都圏・近畿・中部など都市部に集中。上位10県が全体の約50%を占め、都市規模による集中が極めて顕著です。
Q. 1位と最下位の差は?
A. 東京都4,941万冊に対し高知県312万冊。その差は4,629万冊、東京都は高知県の約15.8倍です。
Q. 図書館蔵書数は何と相関しますか?
A. 教育費・人件費・財政規模など都道府県の経済投資と極めて強い正相関(r=0.98)を示します。ただし人口で統制しても相関が残り(偏相関0.83~0.98)、人口規模を超えた構造的要因が影響しています。